蔵の観光案内所
〒989-1305 宮城県柴田郡村田町大字村田字町31 TEL 0224-83-6211 |
【願勝寺 山門】 願勝寺は、真宗大谷派の寺院で、永正3年(1506)に没した本願寺八代蓮如上人面授の願正坊が開基です。 山門は町指定文化財の史跡であり、村田城の大手門を移築したものです。 当時は茅葺きのものでしたが、明治の払い下げの後に瓦葺きにされました。江戸時代中期~後期のものとみられます。 【恋塚】 恋塚は、天保10年に建立されたものです。 商人の娘、大沼美都と武士、大沼小所化は恋仲であったものの、身分差により婚姻が許されませんでした。 それを悲しんだ二人は、美都の菩提寺であった願勝寺に駆け込み、本堂にて心中の道を選びました。 この塚はその二人を悼んだ供養碑です。 【雙縁塔】 雙縁塔は、天明、天保の大飢饉により亡くなった人の供養碑です。 中でも天明の飢饉は七年間も続き、天明3年の水害凶作は最も悲惨なものでした。 天明が過ぎ、文化13年(1816)に33回忌の法要を営み、この塔が建立されました。 他市町村には見られない珍しい碑です。 |