蔵の観光案内所
〒989-1305 宮城県柴田郡村田町大字村田字町31 TEL 0224-83-6211 |
白鳥神社の境内にはいると、なによりも巨木群から生い茂る緑が視界を覆っています。 樹齢八百年を超える蛇藤、白かし、けやき、いちょう(2010年、半分ほどが倒木)が悠然とそびえたち参拝者を出迎えてくれます。 白鳥神社の祭神は日本武尊です。 日本武尊とは景行天皇の皇子でした。 勅命により東北を平定するため派遣され、各地で戦ったものの、志半ばで伊勢国でお隠れになられました。その霊が白鳥となり東国をめざし飛び去ったといいます。 東北各地にはこの白鳥信仰がのこり、ここ村田でも白鳥神社がつくられました。 また、以前は「大宮白鳥神社」と称しており、「白鳥神社」となったのは明治以降であります。 横たわる藤の木は蛇藤とよばれ、八幡太郎義家の伝説がのこっており、今もなお語り継がれています。 いわく、十一世紀後半に岩手県を支配していた阿倍氏を鎮圧するため、頼義、義家親子がやってきた際 八幡太郎義家が村田付近で敵軍に包囲され、危機に陥ったその時、白鳥神社の藤の木が二匹の大蛇となり敵を阻み追い散らしたというものです。 それにより「奥州の蛇藤」とよばれるようになり、今日も白鳥神社の境内を守っています。 巨木と古い伝説に包まれているこの白鳥神社で、是非ゆったりとした時間を過ごしていただきたいです。 |